PANGによる楽曲解説&全曲試聴

CTCR-14667
¥ 2,300(税込)
2010/07/07 ON SALE

【収録曲】

  1. Do the Reggae
  2. ここにはいない君へ
  3. You Know I Love You feat.PJ
  4. Anytime
    テレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」4〜6月度エンディングテーマ
  5. Ragga Funk
  6. SHULABA
  7. いっしょ
  8. My Sweetest Lover
  9. 通り雨
  10. Full Moon Magic
  11. Don't Stop

☆PANG 6th Album「LOVER BEAT」 デビュー当時の目標が、アルバムを5枚出すという事でした。そして、今回は、それが達成された後の1枚目。心機一転と言いますか…一 皮剥けたPANGが見れる1枚になったんじゃないかと思います。
収録された12曲、全てバラバラなサウンド。様々な愛すべきビートによって成り立っている作品です。ダンスホール、ラバーズ、ルーツ、 ファンク…昭和歌謡風レゲエもあったり。
曲によって、声も歌い方も、表情をかなり変えましたよ。全体的には、今回、メロディアスなサビを多く作れたかな?と思っています。ミュージシャンも初セッションな方 がいっぱい。KUUBOさん率いる SPバンド、3rd Mini Albumからお世話になっているM.Kamishiroさん、ライブでのセッションも多いJAMA-ICHI、そして初コラボさせて頂いたPJ さん。懐かしさと新しさの両方を感じて頂けたら嬉しいです。

1. Do the Reggae

アルバム1発目にダンスホールチューンを持って来るのは、珍しいかも知れません。全体的に、低い声のDJスタイルで歌ってみました。昔から聴いて頂いているファンの方々には、 懐かしく思われるか も?!…夜の宴を歌いました。お洒落に着飾って集まる人々。レゲエが鳴り響くフロア。高まる熱。Rude BoyとRude Girlが踊り 狂う長い夜… トラックは、M.Kamishiro氏です。血が騒ぐドラムのビート、重低音が効いてて、危険な香りのするサウンドに仕上がりました。

2. ここにはいない君へ

アルバム制作中に、ブログで曲のリクエストを募った所「失恋した後に聴ける曲」というものがいくつかありました。 「出来るならば、過去に戻ってやり直したい。後悔している。」と…で、作りました。別れた理由や、過去の事は、あえて一切書かず、相手を失った今の気持ちだけを書きました。 相手からの電話をいつまでも待っていたり、人混みの中 に相手の姿を探したり、過去ばっかり振り返る毎日…恋している時も、似たような事はありますけどね(笑)。 この曲も、M.Kamishiro氏によるものです。寂しくて切ない内容だから、逆にトラックは重くならないように、爽やかに…と意識しました。マユミさんのキーボードも、 とっても女性的で可愛らしいです。

3. You Know I Love You feat.PJ

初めて、PJさん(DUBSENSEMANIA)とコラボレーションさせて頂きました。演奏してくれたJAMA-ICHIとも、初めてのレコーディング。 新鮮でとっても楽しかったです。そして、サックスも、はじめましての、ドクトル梅津こと梅津和時さん。実は、JAMA- ICHIドラムのウメちゃん(梅津 旭)のお父様です。 むっちゃくちゃ格好良かった?。サックスが入った瞬間に、夏のサウンドになりました。内容は…お互いに好きだと知っているのに、なかなかその思いが相手に伝わらず、 やきもきしている男女の曲、です。女の人と男の人って、考えている事が、本当に違う…というか、真逆…というか。曲を書 く前にも、皆で「あ?でもない、こうでもない…」と、 恋愛談義を繰り広げた次第です。その考えたの違いが、上手く曲に反映出来たかな?!

4. Anytime

2010年4月〜6月のテレビ東京「たけしのニッポンのミカタ!」のエンディングテーマとして流して頂きました。海辺の家、早く起きた朝。遠く離れた彼を想う彼女。 いつも「大丈夫だ」って強がっているけど、ホントは、一緒に過ごしたかけがえのない時間が恋しくて… いつでも、海を眺めながら彼を想い、 また、波は2人の思い出の場所へと連れて行く。早く会いたい。今は1人、思い出す度、切なくて…。そんな曲です。「海?」なサウンドで、我ながら気持ち良くて落ち着きます。

5. Ragga Funk

恩師であるNAHKIさんが昔「Ragga Salsa」という曲を書いてらして…「PANGもレゲエと何かを足したい」…そう思い、ファンクを足してみました。 トラックは、SPバンド。 RAGGAMATIXのKUUBOさん(ベース)、元Rocking Timeのアキヒロさん(ギター)、JAMA-ICHIの梅津旭君(ドラム)、 JAMA-ICHIの鈴木潤さん(キーボード)の4人によって結成されたバンドです。初セッションの4人という事でしたが、相性ばっちり、見事なグルーブ感でした。 跳ねる音、うねる音、うなる音…大人なサウンドに仕上がりました。内容は…あっ、「Do the Reggae」同様、夜の宴ですね(笑)。

6. SHULABA

浮気した彼に送る曲です。このアタシが惚れた男が、まさか浮気なんて!!しかも、正直に言うなんて!!やるんだったら、完璧にやり通すのが筋ってもん。 やれもしないで、なおかつ「ホントはお前だけだ」なんて。一瞬で、彼への愛が冷めてしまった。嗚呼、一度でも愛した自分が憎い。心の中は、メッタ打ち。 だけど、それを彼にだけは知られたくない女のプライド。格好付けたままサヨナラを…。そんな曲です。ト ラックは、M.Kamishiroさん。ホーン陣は、i cchieさんと 西内 徹さん(Reggae Disco Rockers)です。昭和歌謡風レゲエですね。新たな試みでした。

7. いっしょ

制作中にTVで、旦那さんがアルツハイマーだという、ご夫婦の番組を観ました。自分の身近にアルツハイマーの人はいませんが、本人にとっても、周りの家族にとっても、 決して楽な事ではないという事は、理解しています。ですが、そのご夫婦を見ていると、いつも笑顔で、とっても穏やかで、愛に満ち溢れていて…何だか涙がボロボロ出ました。 お互いに無理をせず、1歩1歩、一緒に歩いている。相手の事が大切で、大好きで…どんな事があっても、きっと、ず?っと一緒なんだろな?って思いました。 誰かの味方になれる事、誰かの支えがある事って、凄くシアワセな事なんだろなぁ。そんな人の事を思って書きました。トラックは、SPバンド。 往年のモータウンサウンドを参考に、演奏して頂きました。可愛くてHappyな曲になりました。

8. 島

タイトルのまんま、島をイメージして書きました。1番脳裏に浮かんでいたのは、やっぱり沖縄かな。熱い夏、青い海、素敵な笑顔一度会 えば皆きょうだい。 暗い顔しないで陽気にいこうよ?!!みたいな。トラックはM.Kamishiroさん。実は、この曲、このアルバムの中で1番時間がかかりました。ソカにするか、 はたまたバチャータにする か、いやいやリンガラの方が良いか…結局…ん?、アイランド・ミュージックという事で(笑)。リンガラを意識した I-watchさん(Home Grown)のギターが、今までのパターンとも全く違って、雰囲気出てますね。ヘータさん(RAGGAMATIX)のパーカッションもご機嫌で最高です。

9. My Sweetest Lover

最近思います。アタシって、第一印象はあまりピンと来ない人の方が自分に合うのかな?!と(笑)。「この人、実はこんな良い所あるんだ!」って気付く度に、 惹かれて行くというか?!嬉し恥ずかし甘いLove Songです。トラックはM.Kamishiroさん。80年代にあったような、ゆるくて気持ち良いビートに仕上げて頂きました。

10. 通り雨

慰め&頑張れSongです。何もかも上手くいかなくて、思ったようにはならない人生のどん底。誰でも経験した事が…または、いずれ経験する事がある筈です。 逃げられない…夢ではない現実。ん?…たまには、それを真っ向から受け止めても良いかな、って。今は、たまたまそんな時期だから、仕方がないよ、って。 でも、いつかもっと良くなる日を、信じていたい。そして、疑問だらけの日々が、ツラい試練の日々が、ホントは1番、自分にとって、大事な時期だという事も、 分かっていなきゃいけない。全ては、明日の希望へと繋げるために。どん底の日々を、「通り雨」に例えました。

11. Full Moon Magic

満月の力によってくっつけられた2人が、手をつないで遠回りしながら帰るというLove Songです。満月って、不思議なパワーがあるって言いますもんね。JAMA-ICHIの演奏に よって、始まったばかりの淡い恋心が、更に強調されました。ドキドキっ…ていうよりも、キュンと来る感じ…でしょうか。とっても大事に作ってもらいましたよ。

12.Don't Stop

5th Album「PANG 5☆STAR」でも、最後にドRootsの曲を持って来ましたが、今回も、やりました?。サウンドは、定番の「None Shall Escape The Judgement」トラック。 テンポ を少し遅めて、SPバンドの皆さんに演奏して頂きました。渋過ぎですよね。「PANGは、どんどん親父が好きそうな音を好むようになって来たよね。」と言われた次第です。 確かに。内容は…素晴らしい世界に生を受けたというのに、止まってちゃいけない。まだ見ぬ景色、まだ見ぬ人々…限界も終わりもないと願って、歩き続ける。 そして、そ れは永遠に続く旅。そんな曲です。PANG的には、ジャマイカというより、目の前に砂漠や、果てしない大地をイメージしながら書きました。 ベースのKUUBOさんは、和なイメージだとおっしゃっていましたよ。

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