PANGによる楽曲解説&全曲試聴
もしも

CTCR-14575
¥1,575(tax in)
2007/04/16 RELEASE

【収録曲】
1.もしも
2.Light up my fire!!
3.泣いて泣いて泣いて、泣いた
4.同じ夢を見ていた
5.体内時計

アルバム解説

7枚目のMini Album。今までの作品と比べて、楽曲的にも声的にも、しっとりとした部分が増えたように思います。自分自身を客観的に見れるようになって来たんでしょうか・・・女々しい自分も再確認出来ましたが。何に対しても強い思いというのは貫き通せる、と思っていましたが、強いが故に大きな不安を生む事も、自分を見失う事もあるんだと、近頃よく感じるんです。それが大きく出たのが3つのLove Songかも知れません。見事に全部1人ぼっちの歌で。好きだからこそ、臆病になる・・・シアワセだからこそ、不安になる・・・みたいな。 曲作りの上では、これまで以上に音とのバランス、そしてバンドサウンドというのを意識するようになりました。 「歌を引き立たせてくれる音」というだけではなく、「音と共に生きる歌」、「音を楽しむ歌」と言いますか。いそうでいなかったPANGが見える1枚だと思います。

1.もしも
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1人寂しい夜を過ごす恋人達にお届けしたい、冬の切ないLove Songです。

恋をすると、色んな自分を知りますよね?お気楽な自分、心配性な自分、可愛い自分、ヤキモチ焼きな自分etc・・・。人を好きになると、人生はバラ色に。でも、もっともっと好きになると、余計な心配事を増やしちゃって、自分に自身を持てず、思った事が出来なくなって、暗〜い暗〜い紺色みたいになる事も。本当は一緒にいたいのに「嫌がられるかも?」「相手はそれほど自分の事を好きじゃないのかも?」ってネガティブになって、沢山の言葉を飲み込んで・・・切ないですよね。
そういった切なさ、そして自分ではどうしようもない気持ちを、「もしも明日が選べるのならば・・・」という言葉にしました。この言葉自体は「もしも昨日が選べたら」という映画のタイトルからヒントを得ましたよ。

アレンジは上代さん。その上代さんのベース、I-Watchさん(from HOME GROWN)のギター、マユミさん(from だぜ兄弟)のキーボード・・・全てが光っていて、キラキラとした雪降る冬の夜の絵が、音を聴いただけで浮かぶ、素敵なトラックです。

2.Light up my fire!!
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作詞/作曲 NAHKI&PANGの、ReggaeとHouseを融合させたダンスチューンです。

2007年の夏、NAHKIさんが日本に帰って来られた時に「『I'll DO IT』(NAHKI feat.Diana King)みたいな曲が作りたいんです!!」とお伝えし、一緒に作って頂きました。今までにないパターンの曲ですよね。でもって、1曲の中で、こんなに色んな歌のパーツを作ったのは、初めてかも知れません。アタシの炎をもっと照らして☆興奮し過ぎて抑制の利かないダンスの現場を歌った曲ですが、ここで言う「You」は、一緒にいるアナタであり、サウンド自体の事も言っています。快楽の世界へ導いてくれるアナタと音。聴きながら思いっきり踊ってもらえたら、そして熱く燃えてもらえたら!?最高です。

アレンジは上代さん。NAHKIさんの音を残しつつ、とってもオシャレに仕上げて頂きました。何だかNYの匂いが・・・。

3.泣いて泣いて泣いて、泣いた
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恋人と別れた後の寂しさ、恋の儚さ、忘れられない女々しさ、そして恋しくて恋しくて仕方がない気持ちを歌った、失恋Songです。時は戻る事がなく無情に流れ、胸をいっぱいにする2人の思い出は、いずれ小さな思い出に変わって行くだけ。アナタの言った言葉も、アナタといた時間も、昨日の事のように憶えているのに・・・。アナタが恋しくて・・・泣いて泣いて泣いて、泣いた・・・。そんな曲です。アレンジは上代さん。
しっとりしているけど、爽やかで凄く気持ち良いラヴァーズですよ。

因みに、レコーディングは表情を出すのに苦労し、思った以上に時間がかかってしまいました。

4.同じ夢を見ていた
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同じ夢を見ている君と、その夢を叶える為に一緒に道を突き進んで行く、という曲です。

1人で頂上を目指すのは大変。だから、お互い手となり足となり、支え合いながら歩いて行こう。たとえ壁にぶつかったとしても、1人じゃないから大丈夫。足取り軽く行こう。頑張っている仲間達の事を思いながら書きました。

アレンジは、KUUBOさん率いるRaggaMatix。皆が元気に、笑いながら&踊りながら演奏しているような、楽しいバンドサウンドですよ。ん〜、イントロから美味しい所だらけ。自然と体が動き出します。

5.体内時計
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アナタと別れて半年経った今でも、毎朝アナタに朝ご飯を作っていた、早い時間に目が覚める、という曲です。

アナタはもういないから、そんな早朝に起きる必要なんてないのに・・・もう忘れたいのに・・・体が憶えてる・・・体内時計は動いてる・・・みたいな。

実はこの曲、知り合いの方とお話しする中で生まれました。今となっては、最初「体内時計」で、どんな話をしていたかも思い出せないんですが、1つの冗談話が現実になったという。「ん〜、体内時計かぁ、そんなタイトルで絶対書かれへんわ〜」と思っていましたが、結〜っ構良い感じです。昔の歌謡曲風なサビも、我ながら気に入ってたり♪

アレンジは、松竹谷清さん。大好きなギタリストの方で、今回初めて一緒にお仕事させて頂きました。重さと軽さが上手くMixされた、とても雰囲気のある曲に仕上げて頂きましたよ。純粋で、素朴で、お洒落で格好良い清さんワールドを体感してください。

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